今回は、機材のセッティング方法についてお話したいと思います。
ダイビングをする際に必ずやるのが機材のセッティングです。
何回もダイビングをしていれば自然と身についているものです。
ですが、久しぶりのダイビングで「セッティングどうやるんだっけ?」と思うことはありませんか?
ダイちゃんはありました。(笑)
久しぶりのダイビングでセッティング方法を忘れてしまい、周りのダイバーがセットしているのを見ながらやったことが何度もありました。
この記事を見ている方の中には、同じように「久しぶりのダイビングでセッティング方法を忘れてしまった」という方や、「まだちゃんと覚えられてない」という方がいると思います。
そんな方向けに正しいセッティング方法を紹介したいと思います。
また、慣れてきた人向けにセッティングを素早くやる方法について紹介したいと思います。
目次
セッティングの4つの手順とは?
まず正しいセッティングについて説明したいと思います。
大まかな流れは以下の通りになります。
- タンクの点検をする。
- BCをタンクに取り付ける。
- レギュレーターをタンクに取り付ける。
- 安全点検をする。
一つ一つやり方と注意点を説明していきたいと思います。
タンクの点検をする。
まずはじめにすることはタンクの点検です。
タンクのOリングに傷が無いことの確認と、バルブを少し回して空気の臭いを嗅ぎます。
リングに傷が無く、空気が無臭なら大丈夫です。
BCをタンクに取り付ける。
タンクのバルブが右側にくるように置き、BCを取り付けます。
BCの高さは、BCの上部がタンクの付け根あたりに来るようにすると丁度いいです。
水中で外れないようにしっかりと固定しましょう。
レギュレーターをタンクに取り付ける。
レギュレーターのファーストステージのダストキャップを外し、タンクに取り付けます。
スクリューを回して固定する強さは、三本の指で絞められる強さで大丈夫です。
ファーストステージを固定する時の向きは、セカンドステージとオクトパスが右側にきて、左にその他のホースが来るようにしましょう。
オクトパスを右に出した方がいいか、左に出した方がいいかの両方の意見があるが、ダイちゃんは、右をお勧めしたいと思います。
ダイビングはバディダイビングが基本で、助け合いながら遊ぶスポーツですが、ある程度は自分の尻をぬぐえる状態の方がいいと思ったからです。
安全点検をする。
最後に安全点検です。
以下の5つのことを点検します。
- バルブを回していない状態でセカンドステージ、オクトパスから空気を吸えないことを確認。
- 残圧計の残圧が0になっていることを確認。
- バルブを回し、セカンドステージ、オクトパスから空気を吸えることを確認。
- 残圧計の残圧があるかどうかの確認。
- BCに空気を入れて膨らませ、空気の漏れが穴などがあり空気の漏れが無いかの確認。
これらのことを確認し、全て問題なければセッティング完了です。
セッティングを素早くやる2つのコツとは!?
セッティングを早くする方の手順は基本的には普通のセッティングの方法と同じですが、出来るだけ無駄な動きを減らす方法になります。
まずはじめにするタンクの点検動作は同じになります。
やり方を工夫するのはBC・レギュレーターの取り付けと安全点検の2つになります。
BC・レギュレーターの取取り付けは一緒に!
一つ目のコツは、タンクへのBCとレギュレーターの取り付けを一緒にやっていく方法です。
まずは立ち位置です。
タンクのバルブが自分と反対側になるようにタンクの横に立ちます。
次にBCとレギュレータを一緒に持ちます。
持ち方は、薬指と小指でBCのネック部分を持ち、他の3本の指でファーストステージを持ちます。
そのままBCのベルトをタンクに通した後、先にファーストステージを固定します。
その後、BCのベルトをしっかりと絞めます。
これだけでも時間をかなり短縮できますが、次に点検を早くやるコツです。
安全点検を効率よくやる!
安全点検時の際は、まず残圧計が0になっていることを確認したら、自分に見えるように地面に置きます。
次にセカンドステージとオクトパスを左手で一緒に持ち、それぞれ空気が吸えないことを確認します。
その後、右手でバルブを回したら置いてある残圧計を目視にて確認後、もう一度ファーストステージとオクトパスから息を吸い、今度は吸えることを確認します。
最後にセカンドステージとオクトパスを置いたら、BCに空気を入れて空気の漏れが無いかを確認して完了です。
これらの方法で慣れれば1分ちょっとで機材のセッティングが出来ます。
機材のセッティングのまとめ
今回紹介した機材のセッティングは、安全点検も含めて絶対に覚えておかなくてはならないことです。
ダイちゃんもダイビングを始めたときは忘れることがありましたが、今では素早くセッティングすることが出来ています。
セッティングを早くやる必要はないと思う方もいるかもしれませんが、出来るなら早くやってしまったほうが良いのです。
なぜなら、早くセッティングを終わらせてしまえば、それだけ心の余裕が生まれるからです。
特に多くのダイバーと一緒にダイビングをするときは、機材の準備が遅れてしまうと焦りが生じてしまうことがあります。
そうなると安全点検もおろそかになってしまう危険性があります。
そうならないためにもセッティングは早く出来た方がいいのです。
皆さんも今回紹介したセッティングのコツを参考にセッティングをして余裕を持って準備出来るようになって頂けたらと思います。
次回は、機材の片づけ方法について紹介したいと思います。