この記事では、ダイビングの際に着るスーツの種類とドライスーツで着る月ごとのおすすめインナーを紹介していきたいと思います。
ダイビングをする際は、ダイビング用のスーツを着て海に潜ります。
季節によってダイビングのスーツを変えることで、水温の低いときでも快適にダイビングを楽しむことが出来るからです。
しかし、スーツが変化すると潜る時に必要なウエイトの重さに関わってきます。
スーツのよって浮力の違いがあるからです。
それは、ドライスーツのインナーでも同じです。
インナーを変えると浮力も変化します。
皆さんもドライスーツでダイビングをしていて、温かくなってきたからインナーいつもより減らして潜った時に中性浮力がとりにくくなったことがあるのではないでしょうか。
それは、インナーによって浮力に変化がでたからです。
この浮力の違いについて知っておくことは大切なことです。
また、インナーを着込んだからといって温かい訳ではありません。
温かいインナーとあまり温かくないインナーがあります。
この記事を読んでいる方は、ダイビングを始めてスーツの種類が気になっている方や、久しぶりにドライスーツを着てインナーに何を着ていいか迷っている方が多いと思います。
ですので、この記事ではダイビングの際に着るスーツの違いとドライスーツのインナーの選ぶポイントについてご紹介していきたいと思います。
目次
ダイビング用のスーツは大きくわけて3種類!!
ダイビングは水の中に入って活動をするスポーツのため、体温を水に奪われやすいです。
なので、水中で体温が下がらないようにスーツを着る必要があるのです。
その中で3つにスーツについて紹介したいと思います。
ウエットスーツとは?
一般な保護スーツで、素材や厚さなど様々です。
スーツの中の水を自分の体温で温めて保温することができます。
保温性能を高めるためには、自分の体にジャストフィットしたものを着る必要があります。
主に日本では6月~10月ごろに着ている方が多いと思います。
水温によって違いますが、水温が20度以上あればウエットで大丈夫だと思います。
ドライスーツとは?
主に寒い時期に着用するスーツで、こちらも様々な素材があります。
スーツはブーツまで一体となっており、中に水が入ってこない構造になっています。
なので、体が濡れずにダイビングをすることが出来ます。
スーツ内は、空気の層と着ている衣服により保温することができます。
時期としてはウエットでは寒い11月~6月まで着ている方を見かけます。
セミドライスーツとは?
ウエットスーツとドライスーツの中間に位置するスーツです。
ドライスーツと違い、全く水が入らないわけではないですが、水が入ってくるのをなるべく減らしたスーツになります。
なので当然ウエットスーツより保温機能が高いです。
ドライスーツと比べると保温機能は劣ってしまいますが、ドライスーツに比べてスーツ内の空気の量が少ないため、ウエイトも少なくてすみ、中性浮力も保ちやすいです。
セミドライなら、特に寒い1月~3月以外はいけるみたいです。
始めはドライスーツを購入することが多い!
初心者の方がダイビングを始めようと思って体験ダイビングやライセンスコースに行った際に着ることが多いのは、夏ならウエットスーツ、寒い時期ならドライスーツになると思います。
またスーツの購入を検討する時に、はじめに買うことが多いのがこのドライスーツだと思います。
日本だと使える時期が長いことと、ウエットスーツよりも自分の体に合っているかが重要になるからです。
ドライスーツは水が一切入ってこないように、首・手首はしっかり閉まっていますが、サイズが合っていないと、そこから水がが入り水没する可能性があるからです。
ドライスーツのインナーを選ぶ時の3つのポイントとは!?
ドライスーツのインナーとして、ドライスーツ専用のインナーも売っているため、そちらもお勧めです。
ここではドライスーツの専用インナー以外でどんなものを着たらいいかを伝えていきたいと思います。
ドライスーツのインナーは、その時の水温によっても変わってきます。
そのなかで、ダイちゃんがおすすめする3つのチェックポイントを紹介します。
本当に温かい?
当然スーツのインナー次第で、温かさが全然違います。
注意しなくてはいけないのは、ドライスーツのインナーとしてヒートテックなどを選びたくなると思いますが、ドライスーツは空気の層を作り保温性能を高めているため、肌に対してピタッとした服よりも、起毛になっている方が温かいです。
肌に近いところの方をなるべく起毛にした方が温かく感じるため、ヒートテックを着る場合は、少し変かもしれませんが、起毛の服の上に着ると良いと思います。
基本的には起毛の物を選ぶことをお勧めします。
特に寒い12月~3月は必需品だと思います。
逆に温かい6月などは、ロングTシャツ1枚でも大丈夫です。
浮力が生まれる?
次は浮力についてです。インナーに起毛の物を選べば空気の層がより出来るため温かいです。
しかし、空気の層ができるということは浮力が生まれるということです。
浮力が生まれるだけならウエイト増やして抑えることが出来ます。
しかし、ここで注意しなくてはいけないのが、下半身の浮力が増えることです。
下半身の浮力が増え、上半身の浮力とのバランスが崩れると水中で足が浮いていってしまう恐れがあります。
特にドライスーツにあまり慣れてない初心者の方はドライスーツの排気が上手く出来ていないために、浅場でさらに足が浮きやすく、よく逆立ちの様な姿勢になってしまっている方を見かけます。
少しでも水中でもバランスを保つために、インナーを選ぶ時は浮力も考えて選ぶことが大切です。
浮力としては、上半身に浮力があったほうがバランスがとりやすいため、下半身はあまり浮力が生まれないように上半身よりも起毛の量を少なくすることをお勧めします。
また、上半身の方をなるべく着込むようにして温かくすることもお勧めします。
水温によりインナーを変えた際には適正なウエイト量も変化することがあるので注意しましょう。
排気しやすさは?
3つ目に大切なのが排気しやすいかです。
いくら温かいからといってもこもこした服をインナーとして選ぶのは違います。
もこもこしたような嵩張る服では、水中で排気した時にうまく空気が抜けていきにくいのです。
出来るだけ嵩張らない服の方が排気はしやすいのです。
なのでお勧めは、裏地は起毛になっていて、表はなるべくスマートな服をお勧めします。
カイロもお勧め!!
ここでダイちゃんがドライスーツでダイビングするときの服装をお伝えしたいと思います。
す
1月から3月の寒い時期は、上半身は厚めロングシャツとトレーナー、下半身は厚めのスウェットとロングソックスです。
6月など温かくなってくると、薄手のロングTシャツとスウェットで潜っています。
また、寒いときはカイロを背中とお腹に貼って着る服を減らして潜っているときもあります。
着る服を減らすことで、排気のしやすさの向上やウエイト量を減らすことにもつながるため、お勧めです。
ドライスーツのインナーまとめ
ドライスーツのインナーに迷っている方は今回の3つのポイントを参考にして見てください。
また、同じドライスーツでも人によって体感温度が違うため、同じ水温でも着込んでいる人もいれば、薄手の人もいます。
丁度いいインナーを見つけるためにも、ダイビングをした後につけるログブックにその時の水温とインナーに何を着たかを書いておくこともお勧めです。
ダイちゃんもドライスーツを着るまでの期間が空いてしまったときは、以前潜った時にどんなインナーで潜ったかと、ウエイト量をチェックしています。
皆さんもドライスーツのインナーに迷うことがあると思いますが、今日お話しした内容を参考に、インナーを決めてみて頂けると嬉しいです。
次回は、機材のセッティング方法についてお話したいと思います。