今回は、2019年9月26日(木)22時から放送の「カンブリア宮殿」に登場する東京都千代田区立麹町中学校とその校長の工藤勇一について紹介して行きたいと思います。
皆さんの中で学生時代にこんなことを思った方はいませんか?
「宿題めんどくさいな~」「テストやりたくない!」「この勉強になんの意味があるんだ…」
皆さんも一度は思ったことがあるはずです!
今回紹介する麹町中学校は、そんな思いを打ち破るような改革がある学校なのです。
カンブリア宮殿をご覧になった方はご存知だと思いますが麹町中学校は今教育業界で注目を集めている学校です。
なぜなら宿題、中間・期末テスト、クラス担任、体育祭のクラス対抗などを次々と廃止しているからです!
一般的な学校では当たり前に行われていることを無くし、新しい教育システムを作った学校なのです。
ここで、ダイちゃんは2つの疑問が浮かびました。
1つ目は、なんで宿題や定期テスト・期末テストを廃止したの?というものです。
2つ目は、宿題や定期テスト・期末テストが無いならどうやって成績をつけるの?と思いました。
なので今回は、この2つの疑問について調べてみたいと思います。
また、この麹町中学校を先端的な学校に生まれ変わらせた立役者、工藤勇一のプロフィールや出身校、経歴についても紹介したいと思います。
まずは、工藤勇一のプロフィールからです。
目次
工藤勇一校長のプロフィール!!
名前は工藤 勇一(くどう ゆういち)で、1960年に山形県鶴岡市生まれです。
学歴は東京理科大学理学部応用数学科を卒業しています。
偏差値は55くらいなので上位30%くらいです。
職業は東京都千代田区麹町中学校の校長をしています。
また執筆活動や講演などでも活躍しているみたいです。
工藤勇一校長の経歴!
始めは山形県の公立中学校で教員として働き始めたみたいです。
そして35歳の時に東京都の公立中学校に転任したそうですが、その学校が荒れに荒れていたみたいです。
その学校は窓ガラスが割れ、床にはタバコの焦げ跡や吐き捨てられたガムがこびりついていたそうです。
かなり荒れていますね。
その学校で様々なトラブルがありましたが、生徒一人一人と向き合って問題を解決していったみたいです。
学園ドラマの先生みたいですね♪
その後、それまでの経験も生かして現在千代田区立麹町中学校長として新しい改革を行っているみたいです。
では、そんな工藤勇一が宿題や定期テストを廃止した理由はなんでしょうか?
工藤勇一校長が宿題や定期テストを廃止した理由とは!?
どこの学校でも当たり前にある宿題や定期テストですが、麹町中学校ではどちらも廃止されています。
なぜ廃止しているのでしょうか?
それは工藤勇一の学校教育に対する以下のような思いがあるからこその決断だそうです。
「欧州などでは、子供の頃から、自分の意見を表明し、自己決定をする機会を増やすことで、社会の担い手としての自覚をもった大人に育てようとする共通認識があります。
一方、日本は、現在にいたるまで、明治時代に確立された一斉教育のスタイルが刷新されないままになってきた。
そんな教育後進国・日本のなかで、子供の自立を促すことで、世界レベルの教育に一気に追いつこうとしたのが、公立の麹町中学なのです」
確かに今の日本の学校を見ていると感じるところかもしれません。
海外の学校だと手を上げて発言することが当たり前になっていますが、日本だと自分から発言をしようとする生徒は殆どいない気がします。
実際にダイちゃんの通っていた学校でも先生がランダムに生徒を当てて生徒が答えることが多かったです。
それでは宿題を廃止した理由を見ていきましょう!
宿題を廃止した理由とは!?
宿題を廃止理由とはなんでしょうか?
生徒とっては嬉しい限りですが、ちゃんとした廃止する理由がありました。
それは、「勉強は、できないものをできるようにするためにある」からだそうです。
なら家に帰って勉強するために宿題は必要じゃないの?と思うかもしれません。
私もそう思ってしまいました。
しかし学校から強制される膨大な宿題は、生徒は解ける問題だけを解いて、解けない問題はそのままにして提出してしまうそうです。
それでは意味のない課題をただこなしている無意味な物に過ぎません。
工藤勇一はそんな「学校からやらされている勉強」ではなく「自ら学ぶ仕組み」を作ると考えから宿題や定期テストなどの廃止を行ったそうです。
で宿題の廃止の理由はわかりました。
では、定期テストの廃止はどんな理由なのでしょうか?
定期テストを廃止した理由は?
定期テストの廃止も他の学校の生徒が聞いたら飛んで喜びそうなことです。(笑)
しかし、この定期テストの廃止とはテストをやらないということではありません。
実は中間テストや期末テストを無くす代わりに、単元ごとのテストが増えているのです。
なのでテストの回数は増えているそうです。(笑)
それはあまり嬉しくない事実。(笑)
しかし、ちゃんと生徒にメリットがあるのです。
短い期間でテストを行うので、授業でついていけなく生徒が減っているそうです。
また、出来なかった場合にはもう一度受けることもできるそうです。
しっかり生徒一人一人が理解して前に進めるように、定期テストを廃止し単元ごとのテストを増やしたんですね♪
うまく出来なかったテストをもう一度受けられるのもいいですね。
今度はしっかりとれるように自主的に勉強する姿勢ができそうです!
では、こんな今までに無かった体制をとっている麹町中学校はどのように成績をつけているのでしょうか?
東京都千代田区立麹町中学校の成績のつけ方は?
麹町中学校の成績のつけ方を説明する前にまずは一般的な中学校の成績のつけ方を軽く紹介したいと思います。
どの学校も極端に言えば、宿題の提出率や定期テストの点数で成績をつけています。
定期テストや宿題は成績をつけるうえで都合のよい仕組みとなっているのです。
しかし、麹町中学校はどちらも廃止しています。
なので一般的に宿題の提出で成績をつけていた「関心・意欲・態度」という観点別評価を生徒の成長や可能性を教師が読み取り、専門職たる教員の役割としています。
また、定期テストはその瞬間のための勉強での点数で成績をつけていました。
なので一夜づけなどで点数を取ろうとする生徒も多くいるそうです。
しかし、それを廃止し実力試験を増やしたことにより、その生徒の瞬間の成績ではなくそれまでも複数のテストを加味してつけることが出来るようです。
本当に生徒のことを思って作られた学校ですね♪
実際に定期テストを廃止し、実力テストが増えたことで自分から勉強し成績が上がった生徒もいるようです。
工藤勇一校長(麹町中学校)に関するまとめ!
今回は、9月26日(木)放送のカンブリア宮殿に登場する麹町中学校とその校長の工藤勇一について紹介しました。
宿題や定期テストを廃止した理由、どれもが生徒を成長させるために大切なことなんですね。
私もこの麹町中学校のような学校に通ってみたいと思いました。
これからも工藤勇一の様な教員や麹町中学校のような学校が増えていくことを切に願います。
最後お読みいただきありがとうございました。